嫁の食い意地が張ってる理由


日常

以前に餌付けされる話を書いた。→http://wasureruyome.com/post-152/

なぜそんなに食い意地が張っているのかという理由を書き忘れたので今回はそれを書こう。
子供の頃は外食に連れていかれても一番安いメニューを頼んでた私だったのに…。

20代の頃、弟が中学を出て高校進学せずに働くと言い出した。
そして仕事に行くのに便利だからとバイクの免許を取り、バイクを親の名義でローンで買った。
もちろん給料で親にローン代を支払う約束で。

だが仕事が続かなかったのだ…ヤツは。
就職してもすぐ辞めてしまい、バイトしても続かず、ローンだけが残った。

最終的にバイクは親に売られその後少しして両親は離婚、私と弟は母とアパートに引っ越すことに。
弟はというと仕事にはどうしても足が必要だからと(実際田舎だったので必要ではあった)車の免許を取り、中古で車を買った。
もちろん母親名義のローンで。

今度こそ仕事続くかなって思ったらやっぱり続かない。
ローンだけが家計の負担になっていく…。

ちなみに私はその頃フリーターをしてて、手取り12万くらい。
家に3万入れてたけど母が家計が苦しいというので、私が弟のローン代をも支払うこととなった。
(もちろん母も働いていた)
その頃には車本体以外にもタイヤなどのローンも増えてた。

車を売ってしまえばと母に言ったけど、それだとそれを理由に仕事をしないと言い出しそうだし、逆ギレされても困ると。
こういうとき女二人だとどうも弱いなと…。

その後本当にいろいろあって、書くと長くなるから端折るけども、母と私と弟は母の実家がある県へ引っ越してそこで暮らすことになった。
親戚が近いだけでも母としては心的に落ち着くんだろうと思う。

だけど弟は借金ばっかり作ってちっとも仕事が続かない。
引っ越してから更になぜかローンが増えてたし!
相変わらず我が家は火の車。
私はその頃スーパーの裏方でおばちゃんたちと混じってパートで働いてた。
働いても手にしたお金はほぼ生活費とローンの支払に消えていく…。

本当にお金がなくて、食べるものがなくてものすごい貧乏を味わったよね、あの頃…。

食べたいものがあっても、我慢我慢の連続で。
お菓子やスイーツなんてとんでもない!

一番ひどい時期が壮絶だった。
お腹が空いて冷蔵庫開けたら人参が1/2本しかなくて(笑)
しかも私ニンジン嫌いだし!!w

それでもね、人ってお腹が減ってどうしようもないと嫌いなものでもなんとか食べようとするのよ。
そうだ、人参グラッセなら食べれるかもしれない!甘いし!

と、持ってた料理本見ながらほんの少しの人参で人参グラッセを作って母とさらに半分にわけて食べたあの頃(遠い目

マジで食べるものがなくて、田んぼの畦道に生えてたツクシを沢山とってきて、天ぷらにして食べたこともあった。
しかも2週間のうちに3度も。
いや、これが最初の1~2回は結構美味かったんだよ(笑)
3回目はさすがに飽きてたけどね…。

食費くらいしかもう切り詰めるとこがなかったから仕方ない。

なつかしいなぁ。
今思うと思い出補正でなんとなくいい経験だったように思っちゃうよね。
当時はそれどころじゃなかったけど。

とまぁ、そんな風に「思うように食べれない時期」が私には数年あったのだ。
たった数年だけどその時のことが強烈に心に残ってるんだろうと思われる。
それがその後の私の食い意地につながったんではないかなと。

旦那はお腹いっぱいだと「今はいらない」と言って食べないけど、私は食い意地がすごいのでお腹いっぱいでも食べてしまうのだよ…。

今食べないと明日食べれなくなるかもしれない…とかわけわからん妄想にとりつかれて(笑)
なのでちょっと量多めに作ってしまった料理も、食べきれない分はラップしてとっておけばいいのに全部食べてしまう。無理してでも食べてしまう。

たまに自制心働いてラップして冷蔵庫にしまえる事もあるけど、そのときは心の中で「よくやった!」と自分を誉めている。

とにかく『食べれるものは今のうちに食べる精神』が宿ってしまってるんだよ。
どうしたものかね…この食い意地は。

ちなみに食い意地は張ってるけど、お菓子やジュース類はあまり口にしない。
どっちかというとご飯モノか酒とツマミが欲しい(笑)

おわり

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