初代「機動戦士ガンダム」を全話視聴した嫁


アニメ・ゲーム

10代の頃、私は初めて初代ガンダムを視聴した。
再放送だった。

10代女子、ロボット系アニメには興味はなく。
それでも当時アニメ雑誌等で絶賛されてたから「そんなに面白いなら見せてもらおうか」という気分で視聴した。何様だよ。

とりあえず絵柄は当時の自分好みではなかった(今は好き!)
でもきっと話は面白いんだろうと思い視聴を続けた。

だけど、いくら観ても面白さがわからない。
どうして人気が出たのかわからない。
いや、きっと後半になったら面白くなるかも!?

そう思いつつとうとう最終回まで観た。

結果「ガンダム面白くなかった」という感想だけが残った。
先に「面白いらしい」とか先入観入っちゃって私の中でハードルが上がってしまってたのかもしれない。

あれからうん十年が経ち、ガンダム好きな旦那をゲット。
ガンダム面白い面白いという。
私が過去の体験を話すと「今見たらまた違った視点で観れるかもだよ」と。

ふむ。確かにそうかもしれない。

そしてまた旦那から「ガンダム面白い」という言葉とともに私の中で多分ハードルが上がったのだ。知らんぞ…?

最終回まで観た感想を言うよ。

面白いな?ガンダム!!!
当時の私はガキだった。
今ならわかる、いろんなことが。
オトナノセカイガ。

推しはランバ・ラル。すっきやわぁ。
中年の魅力ビシバシ!カッコイイじゃないか!
あの腹の出具合すら愛おしい。

ただまぁ、ランバ・ラルは早めに物語から姿を消してしまったイメージがある。

ガンダムを全話視聴して思ったのは、とにかくキャラのセリフが面白いんだよね。
言い回しが独特というか、心に残る。
大人になってから意味もわかる会話も結構あって、ガンダム初見だった10代の私にはその会話の魅力も理解出来てなかったなと。

それまで10代の私が観てたアニメは、正義の味方が一番かっこよくて、悪は悪でしかなかった。
まれに悪が改心することもあったけども。
とにかく『主人公が一番つよくてえらい』っていう時代だったと思う。

そんな頃にガンダム観て、敵側の様子を観てもなんか難しいなぁくらいにしか思えなくて。
政権争いみたいのも判らないし。
ジオン側の話は特に難しく感じてたなと。

ララァもよくわからない人だった。あの頃の私には。

ごめん、今でもよくわかってはないかもしれない。
私はララァにあまり感情移入が出来なかったようだ。

結構気になったのはミハルの話。
亡くなり方がなんていうかリアルじゃないですか。
あり得るっていうか。

カイをかばって撃たれるとかそういうありきたりな感じでなかったのが逆に印象強かった。
え、こんなことで死んでしまうん…?
っていう。

怖い。
すごくリアルに感じた。

だって現実世界でもささいな事故で命を落とすことはあるし。
ミハルの死は初見の頃からずっと強烈に残っちゃってるなと。

アムロの父もそうだ。
亡くなってしまったのかなーって思ってたら生還してて、良かったなぁと思ったら酸素欠乏症でなんかおかしくなってしまってたという。
リアルだ。なんか怖い。ガンダム怖い。

決して私の想像通りにいかない。
お父さんと再開、わー良かったね!じゃなかった。
すごい現実突きつけられた。

視聴者をいい意味で突き放す。でも怖いだけじゃない!
めっちゃ笑ったのもあった。

「あれはいい物だ!」

って!!!
人生最期の言葉、それでいいのあなた!???
ねぇ!!??

マ・クベさんはあの最期のセリフだけでツボにはまったよね。
壺だけに。

ガンダムの主人公アムロに関しては、あまり興味はなく。
シャアはイケメンだけどやはり興味はそれほどなく。

自分的にはキャラというよりやはりセリフや物語に惹かれた感じがする。
特に大人になってから視聴したガンダムはジオン公国側の話がとても興味深く観れた。

ちなみにガンダムよりはザクが好き。
圧倒的にザクが好き。
グフも好き。
アッガイかわゆす。

なんというか単眼が好みなのかもしれない。
ザクは特に工業用、作業用ロボットみたいな風貌が良き。
色合いも地味で素敵。

というわけで大人になってから観たガンダムで私はジオニストになったのだった。

ただね、※何話か忘れたけどもホワイトベースの修理でガンタンクの上にガンキャノン(逆だったかもしれねぇ)を載せての作業風景を観たときは現場猫案件で笑った。
危ないからヤメロ。

※機動戦士ガンダム21話『激闘は憎しみ深く』でした
https://twitter.com/momo_yomeko/status/1591060873782915073

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